【実話】ホームレスのおじさんが教えてくれた〝肩書きで人は決まらない〟

人は肩書きだと思いますか?

私は思いません。人は肩書きではないと自分の中で確信があるからです。

では、なぜ確信があるのでしょうか。それは、私は今までに日本のエリートと呼ばれる官僚ともホームレスとも経営者ともフリーターとも話す機会がありました。

「人は肩書きでは判断できない」と確信に変わったきっかけは、たくさんの肩書きの人達と話した結果からでした。

今回は人は肩書きではないと確信になったお話「ホームレス編」です。今まであなたが肩書きで人間を判断していたのであれば考え方が変わるでしょう。



ホームレスのおじさんは最高に優しかった

私はホームレスのおじさんに助けられた経験があります。いろいろあってお金が底をつき、心はボロボロで、お金もなく今日食べるものも危うい時期がありました。

誰かに頼れば何とかなったでしょうし、女ですから、今日なんとかお金を手にしようと思えば何とでもなったと思います。(女ですからという所がミソです)

どん底だった私はどうしようもなく、1人でお金を拾いに行ったことがあります。そんなある日のお話です。

おじさんとの出来事

夏の暑い日の朝、私はホームレスのおじさんと一緒にお金を拾ったことがあります。おじさんは青い帽子をかぶり、真っ黒に日焼けをしていて、白髪と白いひげが伸びていました。

その時の私は、女だと気付かれたくない一心で、ニット帽を深くかぶり、髪の毛を全部入れ、サングラスをかけ、マスクをしていました。

そんな私に、初対面のホームレスのおじさんは突然、
「ねえちゃん、そんな所にカネは落ちてねぇよ。こういう所に小銭は落ちてるんだよ。こっちに手伸ばしてみな!」と言って、お金の在り処を教えてくれました。

突然のことすぎで、ハッとしました。

「おじさん、何で私が女ってわかったの?」とビックリして尋ねると

「そりゃ、男か女かくらい見たらわかるよ」と笑って言いました。

「いや、なんか・・なんか恥ずかしくて・・」と小さな声でブツブツつぶやいていた私に、何も言わず、ホームレスのおじさんは自分が拾った小銭を渡してくれました。

そこは海の近くでした。「おじさんって、ここに住んでるの?」と聞くと「おぉ・・」とうなずきました。



ホームレスのおじさんはお見通しだった

 

その時、もうひとつ疑問をぶつけてみました。

「おじさん、どうして初対面なのに、お金のある場所教えてくれたの?」って。すると、
「ねえちゃん、人間にはいろいろあるからよぉ。そんな変装までして、朝からこんなところに来てるってことは何かあったに違いねーだろ」と言いました。おじさんには何でもお見通しのようでした。

そうです。おじさんの言う通り、何かあったのです。もうその時の私は先が見えず、でも今日一日をなんとか生きなければならない時でした。

 

そんな時、おじさんの優しさに触れた私のサングラスの下は涙でいっぱいでした。

 

訳も聞かず、初めて会った人に自分の持っている知識やモノを与えてくれたホームレスのおじさんに感謝の気持ちでいっぱいでした。その時、どん底で真っ暗だった私の気持ちはとても温かくなったのです。

でも女とバレた恥ずかしさと、驚きと、助けてもらった感謝の気持ちと涙ががごちゃまぜになって、その時は素直にありがとうと言えませんでした。

だけど、このままではいけない!と思い、拾った小銭で近くの自販機でジュースを買い、おじさんに「飲んで!」と渡して走って去りました。

後ろから、おじさんの声が聞こえてきました。

「いいのかー、ありがとよー」って。

本当にありがたかったのは私の方でした。

そこにはたくさんのホームレスのおじさん達がいて、みんなで一緒にお金を拾っていました。そんな中でもおじさん達は仲よさそうにみんなで座って、ジュースを飲んだりおにぎりを食べたりしていました。

お金も家もないはずなのに、そこには協力し合うおじさん達がいました。

正しいことを言えば〝拾ったお金は届けなければいけない〟のですけど・・ね。今回は許して下さい。ごめんなさい。

人間の優しさと大切さをホームレスのおじさんが教えてくれました。私にお金の在り処を教えなかったら自分の取り分が増えたはずなのに、初対面の私に教えてくれました。その気持ちに私はとても救われました。

20年近く前の話ですが、忘れることがない体験です。今でも暑い夏になるとよく思い出します。そして、あのおじさんの顔を思い出すと泣いてしまいます。

 

後悔していることはお礼を言えなかったこと

ただひとつ後悔していることは、おじさんに「ありがとう」と言えなかったことです。

それ以来、素直にありがとうが言えなかったことが引っかかり「ありがとう」という言葉が私の課題になったのです。

だから神様が私に「ありがとうとごめんなさい」が言えるように「ありがとうとごめんなさい」が誰よりも素直に言える、今の旦那さまと出会わせてくれたのかもしれません。イケメン仙人と出会わせてくれたのだと思います。

イケメン仙人って何?という方はコチラから→イケメン仙人とは

そして次は私が「ありがとう」の大切さをあなたに伝える番です。なので私はこのブログを書いています。

何かをもっと欲しがることでもなく、今あるものが大切だと知り、誰にでも与えられる人になるということが本当に大切なことなのです。

人は肩書きや名刺で決まるのではなく、本当に大切なものは人間なら誰でも持っているのです。だからこそ、肩書きだけで決めてはならないのです。どんな人でも最高で素晴らしいのです。

あなたも「ありがとう」の気持ちに気付いた時に、今の自分が本当は幸せだということがわかるでしょう。

 

あの時のおじさん、今も元気かなぁ。。

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